6月16日(土)〜6月17日(日)に、多賀城市の山王仮設住宅団地で呼び鈴取り付けのボランティア作業を執り行いました!
多賀城市山王仮設住宅は、多賀城市の中でも一番始めに建設設置された仮設住宅です。
仮設住宅に入居するにあたり、当初の措置として抽選で決まっていったのは皆さんご存知でしょうが、それにも優先順位があり、高齢者や車椅子を使用されている方などの方々が入居されたそうです。
しかし早急に設置された山王仮設住宅。生活するには不足することが多いとの声も聞きました。
公民館や学校の体育館での避難所生活からできるだけ早くゆとりのある生活に移っていただこうという配慮があってのことなのでしょうが、薄い壁の何もない「箱」状態の場所に急に入れられた方々は苦労しておられることもあります。
(後に建てられていった仮設住宅団地は住宅会社などのデザインがしっかりしたものもあり、随分住み心地も違うよう)
我が復興応援団は以前から山王仮設住宅にもよくお邪魔させていただき、色んなお話を聞かせていただいたり応援できるきっかけを探っております。
面白い方々が住まわれていまして、たまにおられる子どもさんも元気に挨拶してくれます!
そんな山王仮設住宅に、応援団の恒例ともなりつつある「呼び鈴取り付け」!(市からの業務委託です)
今回の取り付けボランティア作業から共同で取り付け作業を行っていただける力強き同志のボランティアチーム、
『多賀城災害ボランティアネットワーク』さん!!
http://www.facebook.com/tagajo
この屈強な団体さんとの共同作業になり、かなり参加人数が増えてまいりました!なんと10名!!
下の写真のように数名のチームになって個々に取り付け作業を行っていきます。
まずは声かけから。
「ごめんくださ〜い、いらっしゃいますか〜? 予定していましたチャイム取り付けのボランティアが参りました!」
いらっしゃればすぐに取り付けに入ります。
住民の方々にグッと近づくタイミングです。
普段から誰か他人のお宅にお邪魔すること自体、非常に稀なことです(時代です)。
ですからいつも以上に気を遣いますし、不安も伴います。
「いいのかな。。無礼や失礼ではないかな。。」
しかしどの住民さんも快く扉を開けてくださいます。どの住民さんもです。
時間に余裕があればお話もどんどんしてくださいます。
被災された方や震災というものに直接触れるタイミングです。
若い学生ボランティアがここでかけがえのない時間を体験するのです。
ダイスケに新参加スタッフの石黒君! 君たち、、ちょっと、なにそのさわやかさ!!!
なにその白い歯!!! まぶしいわ!!!
私たちには、もうそんなキラキラした輝きなんて出せないよ!!!
こちとら茶渋に曇ったしょっぱい間接照明みたいな滲みみたいなもんしか出せないよ!!!
つぎの参加者は災害ボランティアネットワークさんの面々!
地元多賀城の住民の方々で結成されている団体なので、年齢はバラバラですがとても和気あいあいとされており、やさしく接していただきました!ありがたい!
そして作業がとてもスムーズ!
こういった支援作業に慣れていらっしゃるたたずまいで、本当に頼もしかったです。
復興応援団のボランティアにも気さくに質問などしていただけ、話も弾みます。
作業しながら話もして、住民さんとも会話をして、
とにかく“ボランティア”っていう硬い感じではなく、『楽しんでやりましょう!!』って感じで進められます!
だから本当に辛いことなんかない。楽しい☆
「取り付けをしてあげてる」なんて言う感覚はありません。「楽しませていただいてます!すみません笑!」こんなかんじ。
ボランティアネットワークの佐藤さんからいただいた謎のお菓子(ポン菓子かな?)でも完全にふざけてます。
集会所でご飯をいただいている様子です。ここに新参加者の井上君(中央)!!
そしてそして、留学生の成程くん!! フィリピンからのツーリスト、サムちゃん!!
実はなんと2回目の参加です!
そして「また参加したい!」っておっしゃってくれました! 海外からの志高い若手は本当に素晴らしい。向上心があってひたむきで、そして人の心の中で何が一番大切なのか知っていらっしゃるように感じます。
また来てほしいな〜。
今回、なんと彩り豊かなメンバーなのでしょうか!!! いいね〜
今回は参加者も多く、予定よりも随分早く取り付け作業が終わったので 学生たちをつれて多賀城の先、七ヶ浜を見学させてもらいました。
成程くんは日本に来て初めての海見学ということもあり喜んでくれてたな〜☆
いい形で山王仮設住宅、呼び鈴取り付け作業終了しました!
来週は城南仮設住宅!!
乞うご期待! ってもうすぐ後でアップしますけど!
(宇野 陽一)