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2012.08.26

支え合う多賀城を目指して~住民が主役の復興を考えるサロン~

7月24日(火)、多賀城市民活動サポートセンターにて、復興応援団主催「住民が主役の復興を考えるサロン」が開かれました。復興応援団がこれまで行ってきた活動を報告し、多賀城の今後の復興・まちづくりについて参加者全員で共に考えました。

復興応援団は多賀城市で、住民の皆さんが中心となったまちづくり、人と人が支え合い安心して暮らせる地域づくりをお手伝いするために活動してきました。そんな未来を実現するため、仮設住宅団地の住民の皆さんの生活を支えるネットワークを地域の中につくろうとしています。地域の皆さん自身が「仮設住宅を支えよう」という思いを持って今活動することが、将来のまちづくりを後押しする、支え合いの仕組みに繋がっていきます。

今回は約20人の地域の方に参加していただき、団がこれまで行ってきた活動や仮設住宅の現状を報告しました。そして、課題やこれから自分達にできることを参加者で共に考えました。中には、仮設住宅でお茶飲み会を開催されている方や、復興応援団と共に仮設住宅でのイベントを開催してきた方、まちづくりや地域福祉に携わる方も多くいました。

参加者の皆さんからは、「地元の人が仮設に行った方が、住民の皆さんと打ち解けやすい」「私も傾聴ボランティアをしてみたい」「このような住民同士のつながりを大切にして活動していきたい」「震災から時間が経って、『支え合い』を考える時期にきている。住民が中心のまちづくりをする時だと思う」という声が上がりました。

今後は、今回のようなサロンを継続して開き、未来の多賀城をつくる地域の皆さんの繋がりを作ります。8月からは、仮設住宅を中心とした住民が必要とする相談窓口を掲載した情報誌を、地域の皆さんと共に作り、発信していきます。

(下澤大祐)

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