10/27-28に、第3回「漁業&ブルーツーリズム開発応援プロジェクト」を開催しました!
南三陸ボランティア派遣プロジェクト担当の平井が報告します。
初日の日中は暖かく、志津川地区をしっかりと見ることができました。
多くの方が南三陸町を訪れるのは初めてです。直接自分の目で確かめる現在の光景に、津波がどれだけ強力だったのかを、改めて感じとっているようでした。
今回のご参加は12名。うち、3名は東京から。9名は茨城県古河市から西牛谷(にしうしがや)自主防災会のご一行です。復興応援団としてはそのような有志グループを受け入れることは初めてでしたが、当日出会ってみますと、元気で仲良し、経験も知恵も豊富な皆様。活気ある交流のできた2日間となりました!おかげさまで、プロジェクト参加者の(年齢)幅も、広がりましたよ。
復興応援団はネーミングが強そうですが(?)、意外と、どんな方も参加できるプログラムです♪
さんさん商店街で海鮮丼(+焼きそば!)の昼食をとり、いざ泊浜(とまりはま)へ。
釣り好きな方も、釣り初心者も、漁船・金比羅丸で海上へ乗り出します!
今回も海中で養殖中のカキを見せていただきました。まだ小ちゃいのですが。
カキは、ホタテの貝に付着させて養殖されるのだそうです。ホタテの貝を、使うんですよ。面白いです。
さて、「手ぶらでフィッシング」タイム!
今回は海の状態が良かったようです。穏やかな海。
釣りを始めると、すぐにかかりました!
人数が多いとはいえ、最速記録です。しかもいきなり1人で2匹。そして、あっちでもこっちでも。
しかしいずれも小さなフグ。リリースします。
また、エサをつっつかれた感触の後、釣り針がなくなってしまうことがしばしば…。
フグは歯が固く、釣り針ごと噛み切っていってしまうそうで、釣り人にとっては困りものです。
なおさん、そして今回ご協力いただいた漁師仲間のよしきさんは、釣り針の付け直しに追われてしまいました。
結局、全体でフグが20~30匹釣れました。皆さん、フグが釣れてももう喜びません(笑)
そんな中…唯一の釣果は、立派なアイナメでした!!
釣りはほとんど初心者、の方が釣りました!民宿・下道荘さんにて夕食時、お刺身でいただきました◎
夕食・懇親会は、まさに皆さんの本領発揮といったところ。楽しく、学びになる時間でした。私には話のすべてを本当には理解できなかったように感じました。社会人の中に紛れた学生の気分です。実際に紛れていた学生スタッフのあいりちゃんは、それでも、意欲的にメモをとっていました。物事を深く考える機会になったようです。
2日目は、養殖業にかかわる作業のお手伝いです。
恒例、ホタテ用ロープのピン刺しから、ロープの掃除、浮き玉の掃除。浮き玉にはびっしりとムール貝のようなものが付いているので、刃物でそぎ落としていきます。ロープは繰り返し使うため、掃除して丁寧に長く扱うことがとても重要です。ピン刺し作業は、いつもながら、ハマる方が何人かいましたね。地味ですが面白いのでずっとやっていたくなる作業です。
昼食時には、大きく育ったホタテと、まだ小さい(通常の1/3くらい?)カキをなおさんが炭火で焼いてくれました!皆さん存分に味わうことができたかと思います。
食べた後には、こぞってなおさんのワカメ・ホタテをご購入・ご注文いただき、なおさんがてんてこまい状態でした。本当にありがとうございます!
朝からの強風と突然の雨で心配しましたが、泊浜を後にしたのち、月に一度の「福興市」を訪れると、たくましく開催中。10月のテーマは「鮭祭り」。応援団代表・佐野に続き、皆さん「サケ釣り」を楽しみ、大きな鮭を発泡スチロールの箱でたくさん抱えて帰りました。
本プロジェクトも3回を終えましたが、なおさんを応援する力強いファンの皆様は増え、なおさんへのご意見も数多くいただいています。顔が見える、声が聞こえる、こうした人と人の関係づくりが、なおさんの励みになり、参加する皆様の楽しみであり続けるよう、プロジェクトを開催していきたいと思います!!
(平井琴音)