11/3-4に、第4回「漁業&ブルーツーリズム開発応援プロジェクト」を開催しました!
今回は東京から5名、長野から1名、仙台市内から1名の、7名様のご参加がありました。
うち5名がリピーター、あとの2名はそれぞれリピーターさんが呼んでくださったご友人、といった関係。まさに南三陸を応援する「ファン」が集った回となりました。
まず戸倉地区から入り、志津川地区を見ていきました。町の道路が復旧して、大方の物や建物の撤去が終わって以降、家屋の基礎(土台)部分のみが残った景色が続いていましたが、10月末からその基礎部分の撤去が始まり、いまは大きなコンクリートの塊があちらこちらに積み上げられています。7月頃に志津川病院が完全撤去されたことも大きな変化でしたが、また町の景色の転機を迎えているように感じます。
さて、元気が出る今回の昼食は、志のやさんでいただきました。
ボタンエビのお刺身や数種の魚のあら汁の美味しさにひと盛り上がり。
午後、泊浜(とまりはま)に到着すると、漁師のなおさんから漁業のことなどを教わります。参加者の皆さんの方からどんどん質問が出て、なおさんも詳しく話してくださいました。
天気は良かったのですが、強風で海は荒れ模様…。海釣りに出る予定でしたが、ぐっと我慢して翌朝に延期しました。
養殖業のお手伝い。もうすぐ出番の来る、ワカメ養殖に使うロープの準備です。
外洋では極太のロープを使うそうですが、内湾での養殖に使うロープも、波の力で切れないよう、2本を組み合わせて強度を調節するとのことです。
結び方を教わり、…教わってもしばらく結び方に苦戦しながら(笑)、2本のロープを結び付けていきました。
日没がとても早くなったので、最後は皆さんで屋内作業です。ワカメの袋詰めを徹底的に分業した結果、女性陣は5人がかりで見事な流れ作業!
2日目、早起きして朝釣りです。
朝の海は風がなく、穏やか。美しい景色に囲まれ、この上なく爽やかな一日の始まりです。
今回は面白いものがいっぱい釣れました~!
先週に引き続き、9匹のフグ。(小さいためリリース)
立派なサバ。「(餌がイソメで)サバが釣れるなんて」となおさんまでもが驚きの様子でした。お見事です!!
立派なカレイ。小さなものは8月のプロジェクトで釣れていましたが、食べられるサイズは初めてです!(笑)
最後に、釣れた…というより、引っ掛けた?ヒトデが2匹。濃いピンクと紫。南国のような極彩色でした。
南三陸を訪れた際、初心者も楽しめるレジャーとしての「手ぶらでフィッシング」。
皆さん、一足先の体験&フィードバックありがとうございます!
釣りの後、午前中いっぱいはまた養殖ロープの作業です。ワカメ用ロープはとっても長いので、ひたすら2本を結び付けていきます。複数人での作業なので楽しそうでしたね!ホタテ用ロープにはいつも通り、90本のピンを刺していきます。
釣果のサバとカレイをなおさんのお母様が調理してくださったため、昼食は豪華に!
一週間前より少しだけ大きくなったカキと、すっかり大きなホタテも。
漁師の作業場で海産物を堪能です☆☆
なおさんありがとうございましたー!
両日とも快晴に恵まれたプロジェクトは、泊浜を含む歌津半島を正面に望む田束山(たつがねさん)と、最後にさんさん商店街を訪れ、終了しました。
今回は、南三陸に入っている他のボランティアの方々も、泊浜から眺める美しい夕日を撮影に来たりして賑わいました。より多くの皆様に、ここの海が素敵なことを直接見て知ってもらえたら、南三陸は「被災地」というだけでは終わりません!ご参加の皆様、温かな応援・ご訪問、今回もありがとうございました。
(平井琴音)