こんにちは、学生スタッフの吉田です。
12月8・9日に第14回「農業で被災者雇用応援プロジェクト」を行いました。
参加者は4名。リピーターの方が1名、新規のお客様が3名でした。
今回は自分で調べて団のツアーに参加してくださった方が多く、
この団のホームページをきちんと見てくださっている方がいるのだと感じ、
嬉しかったです。ありがとうございます!!
バリエーション豊かな参加メンバーとなっていました。
私は2回目の同行なのですが、こうしていろいろに人と会ってお話したり、活動したりできるのも
このツアーの魅力かもしれないと感じていました。この2日間も、実際にたくさんのお話が聞けて楽しかったです。
前日に地震が来たり、当日の朝、雪がうっすら積もっていたりと不安もありましたが
無事ツアーがスタートできてよかったです。当日は太陽も顔を出してくれました。
防災庁舎に着くと、取り壊しが決まったせいか以前よりも祭壇が小さくなっていました。
それでも目に映るものは凄惨で、当日の波の穏やかさと日差しの暖かさから、より津波の怖さを感じました。
次は高台にある志津川中学校に行きました。
志津川の町を見渡すと、瓦礫の山や取り壊された建物も見えますが、
水面がきらきらと光る志津川やきれいな海、自然が目に入ってきました。
志津川地区をまわった後は昼食をとりにさんさん商店街へ行き、
海鮮丼と焼きそばをいただきました。
海鮮丼と盛り上がる話に夢中で写真を撮り忘れてしまいました。
大切な一瞬をおさめることができなかったと少々へこみましたが、
それくらいお話とおいしいご飯に夢中でした。
いよいよ小野花匠園さんへのお手伝いへ!
素人が数時間手伝うことが本当に役に立つのか不安の声もありましたが、
農作業は大半が単純作業、そこに人が入ることの大切さ。
南三陸の人々が新しい人と会い、感じ学ぶことの大切さ。
実際に南三陸の物を買い、愛着を持つことの大切さ。を代表の佐野さんは語り、
ご参加の方の不安も解消されました。
作業へ!
ビニールハウスに入り、トマトの種3000粒をうえました。
小野花匠園さん3800個分のトマトの3000個分をうえるということで責任重大!!
トマトの種はとても小さく(1ミリくらい)、飛ばさないように皆さん真剣にうえていきます。
真剣なのでしゃべる余裕も生まれません。作業中は始終シーンとしていました。
無事、種まき作業も終わり、土をかぶせ所定の場所におき、ビニールをかけました。
置き場所の下には電気が通っており、あたたかくなっています。
(後日談になりますが、4日後にはきちんと芽が出たようです!
わが子の発芽に胸があつくなります。嬉しいです!
しかし小野さんいわく、これからが大変らしいです。デリケートなわが子に困窮です。)
こんな感じで作業1日目終了!
夕食、懇親会ではいろいろな話題が飛び交い、いい交流の場となりました。
恋愛と農業は一緒論。ピュアな涙。震災当日の状況。小野花匠園さんの今後のビジョン・・・
盛りだくさんな夜でした。
作業2日目!
菊の収穫のお手伝いをしてきました。
オペラ、ラオナ、シカゴなど多くの種類があり菊はとてもきれいでした。
背丈の長い菊収穫用の鎌があり、屈まなくていいぶん体の負担になりません。
刈り方が難しく、最初は根ごととってしまいます。斜めに角度をつけて刈るとよいようでした。
だんだんと皆さん、技術が向上していきました。
着々と作業をし終了!お疲れ様でした。
途中、豚汁の差し入れがあり美味しくあったまりました。
ありがとうございました!
外に出ると雪が辺り一面に積もっており、
皆さん幼心を忘れずついついはしゃいでしまいます。ミニ雪だるまの完成!
最後に振り返りを行い、今後の小野花匠園さんのお話、質問、心配商法・・・
(心配商法・・・(小野さんが)心配でついつい応援してしまうこと)などをお話して
別れがたく小野花匠園さんを去りました。
お昼には開花屋食堂さんに行きました。
から揚げ定食とカキフライ定食を注文し、ボリュームも多く、美味しいと皆さん嬉々としていました。また来たいです。
次に1周年を迎えた伊里前商店街さんへ!
多くのイベントを行っており、SCK(産地直送気仙沼)ガールズに会えたり、
ソーラン節や太鼓を見たり、お買い物したりとても寒かったですが楽しく回れました。
途中で川に寄り、のぼってくる大きなサケが見られたので、各々写真撮影をしていました。
次に泊浜へ
きれいな空と海にテンションが上がります!
最後に皆で記念撮影をしてさんさん商店街へ・・・
皆さん思い思いにお店を回りました。
これでツアー終了です!
ツアー終了後、帰りの車内でもたくさんお話が出来て嬉しかったです。
皆さんありがとうございました!!
皆さんの植えたトマトの種がどう成長していくか楽しみですね。
これから小野花匠園さんのトマトが成長していく中で、
そこに携わった人々の絆が続いていきますように。
(吉田愛里)