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2014.05.23

復興に向けた宗教者円卓会議in仙台に参加して

こんにちは!はじめまして、今年から復興応援団で活動させてもらっています、大学一年の加藤優志です。
復興応援団はメンバーの人数はそれほど多くなくても、アットホームなところが大好きです。

さて、私は5月19日と20日の二日間開催された会議のうち、19日のほうに参加することができたのでそちらについて感想を記そうと思います。

会議はWCRP(世界宗教者平和会議)主催のもので復興へ向けて宗教者ができることは何か考えていこうという趣旨のもとに、あらゆる宗派をこえた宗教者の方が集まりシンポジウムのような形式で行われました。
復興応援団は普段、神社・仏閣支援プロジェクトをWCRPと合同で行っていて、今回の会議にもそのつながりで、お声掛けいただきました。
私たち復興応援団の学生はオブザーバーとして参加してきました。

世界宗教者平和会議はとても開かれた、前向きな雰囲気の会議でした。一人一人の発表者の時間が限られていたためにざっくりとした話しか聞けなかったのは残念でしたが、宗教者といってもその名前の枠組みを超えたさまざまな人がいるのだなということを知ることができました。

内容は、難しい教義の話ではなくて、きわめて現実的で実際の問題について宗教者の強みである心の支援という視点から考えようというものでした。
宗教学の教授の「実践宗教学寄附講座」という講座を受けたことを思い出したのですが、宗教を学問的にも社会の中に位置づけようという試みを知ることができました。

復興庁の担当の方も初めに参加していて、宗教者の方に向けられている期待の熱さを感じました。
最後のセッションは震災後、宗教者の方を中心にさまざまな方面の方々からお話を聞いてきたラジオ番組(Café de monk)の担当者の方による対談でした。私はそのラジオを聞いたことはなかったのですが、本気で語ろうとする番組の雰囲気が伝わってきました。

深い内容まで迫る話を聞くことはできませんでしたが、今回の会議に参加して宗教者という今まで自分が知らなかった世界について少しでも目を開かされる機会になりました。

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