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2011.11.09

気仙沼紙ヒコーキ大会

こんにちは。スタッフの下澤です。

今回は、11月7日(日)に行なった気仙沼紙飛行機プロジェクトをご紹介します。

 

今回のプロジェクトでは、気仙沼小学校校庭で行われた紙飛行機大会のお手伝いをさせていただきました。この大会は気仙沼商工会議所青年部の方々によって開かれていて、今回で8回目。地元の子供たちが紙飛行機を作り、飛ばし合うというイベントです。

 

今回が4回目の参加となり、もはや復興応援団レギュラーと言っても良い西川さんをはじめ、7名の方に参加していただきました。早朝に仙台を出発して気仙沼へ。まずは、小学校のグランドで会場設営のお手伝いをしました。

しばらくすると地域の子供達がちらほら。お天気が心配されましたが、午前中は何とかもってくれたため、たくさんの子供たちが来てくれました。50人以上は来てくれたんじゃないかと思います。これほどの子供が来るとは思っていなかったので、正直びっくりしました。

 

大会が始まるまで、子供たちに紙飛行機の折り方を教えてあげたり、一緒に作ったりします。上手く飛ぶように作るのはなかなか大変。大人も子供に混じって必死で作ります。みんな童心に帰ったようで、かなり真剣です。

 

 

いよいよ大会がスタート。大会は「飛距離の部」と「滞空時間の部」の2部構成。僕達は計測係として走り回りました。飛行機の落下地点まで走り、メジャーで飛距離を計ったり、ストップウォッチで時間を計ったりして、メガホンで記録を発表します。「絶対優勝する!」「上手く飛ぶかな~」とドキドキしながら順番を待つ子供たち。次から次へと投げられる紙飛行機。あちらこちらから「おぉっ、いいぞ!」「いけいけ~」「惜しい~」という歓声が聞こえてきます。子供も大人も本気になって大会を楽しんでいました。子供たちの元気で無邪気な笑顔を見ていると、お手伝いをしているこちらまでパワーをもらうことができました。

 

飛距離部門の優勝者は20メートル以上飛ばし、滞空時間の部では、10秒以上も紙飛行機が空に舞っていました。大人顔負けです。子供たちはすごい!

 

競技が終わると、待っていたかのように雨が降り出し、急いで撤収作業。天気がもってくれて本当にラッキーでした。

この大会は震災の前から行われてきた大会だそうです。地域でこのようなイベントがあり、たくさんの人が来るということは、人と人との結びつきが強くてすごく良いことだなと感じました。震災から時間が経ち、少しずつ日常を取り戻そうとしている人々。震災後も変わらない、地域のつながりや温もりを感じることができました。まだまだかつての生活に戻るということは難しく、長い長い道のりになることでしょうが、これからも、このような「地域が日常を取り戻すためのお手伝い」ができれば良いなと思います。次回の大会にもぜひ参加できればと思います。

 

気仙沼は、これからも復興に向けて進み続けるはずです。

子供たちの笑顔と、どこまでも飛んでいく紙飛行機の姿を希望の光にして・・・

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