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2011.12.16

南三陸 トマトの種まき

こんにちは、インターンの小畑です。

少し間が空いてしまいましたが、12月10日と11日に南三陸町の歌津地区で行われた「農業で被災者雇用応援プロジェクト」についてご報告したいと思います。

今回のプロジェクトでは、初日に歌津地区の『小野花匠園』さんにてトマトの種まきのお手伝いをさせていただき、二日目は南三陸の名所を巡りました。

10日の朝7時半に仙台駅に集まり、車で出発しました。車中、佐野さんが“AkB48”のCDを持ってこなかったことに気付き、「CDがあったらアゲアゲだったのに」と非常に悔しがっていました。

南三陸に到着すると、現地で復興活動をされている内野さんと合流し、津波の被害についてお話を伺いました。テレビ等で報道された光景ではありますが、実際に目の当たりにするとあまりの凄惨さに言葉を失います。内野さんが「震災前は海が見えなかった位置からも海が見えるようになった」と話されていましたが、「何も残っていない」という状況でした。

その後、歌津地区で菊とトマトを栽培する小野花匠園さんに向かいました。小野花匠園さんは被災を免れた畑で栽培を継続し、避難所や仮設住宅の被災者に「仕事」として作業を手伝ってもらうことで被災者雇用に貢献する取り組みをなされています。 復興応援団はトマトの栽培から収穫までをお手伝いしていきますが、今回はその第一弾ということで種まきをしてきました。

寒風吹きすさぶ中での作業を想像していましたが、実際はビニールハウスの中での作業でしたので暖かく、いくらか快適でした。

そして下の写真が今回まいたトマトの種です。トマトを切ったときに中に入っているあの小さな粒ですね。

これを一粒ずつまいていきました。写真がなくて伝えづらいのですが、将棋盤の一つのマス目に一つ種を置くといった感じの作業でした。(あくまでイメージで実際に将棋盤を使ったわけではないです。)手先が器用ではない筆者は苦戦しました。

このほかにも、種から芽が出た後に苗を植えかえるためのポットを準備しました。空のポットに土をいれて並べていくと結構な数になったのが実感できました。

今回まいた種はなんと9,000だそうです。これがいったいどれくらいのトマトになるのか今から楽しみですね。

夜は「さんさん館」という旅館に泊まりました。廃校になった小学校を改築した旅館でとてもいい雰囲気の場所でした。そこで小野さんのお話を聞いたのですが、小野さんの半生についてのお話が非常に面白かったです。諸々の事情で詳しいことは書けませんが、気になった方は次回のプロジェクトで直接お聞きしてみてください。

割と長くなってしまいましたので、二日目については省略させていただきます。写真や文章では素晴らしい景観を伝えきれませんので、是非とも、来年1月7日,8日の南三陸のプロジェクトに参加して美しい自然を堪能してください。

ただひとつ言えるのは料理がメチャクチャ美味しいということです。Facebookのページにも食事に関する写真が1枚も無いのは、あまりの美味しさに料理に夢中になってしまい、写真をとることを忘れていたためです。

それではこの辺で。

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