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2012.03.27

呼び鈴取り付け

3月24日(土)、多賀城市内の高橋公園仮設住宅において、玄関への呼び鈴の取り付けの作業が行われました。

現在、多賀城市内の仮設住宅には呼び鈴が設置されていないため、多賀城市社会福祉課より設置ボランティアコーディネートの依頼を受けました。そこで、ただの作業で終わるのではなく、取り付け作業を住民の方と一緒に行おうと、仮設住宅内の自治会や現場見守り担当の共立メンテナンススタッフさんに協力を頂き、多賀城市社協の復興支え合いセンターと復興応援団が主催して6団地すべて実施することになっております。 今回の作業は今週末以降、本格的に始まる作業の下準備であり、取り付け作業の手順や時間などを確認していくのが目的でした。

大工さんでいらっしゃる住民の方を中心に、何人かの住民の方々も加わり、電動ドリルでの穴あけ、自治会副会長さんを筆頭に参加したボランティアさんと一緒にチャイムやコードの取り付けといった作業を進めていきました。多賀城市の社会福祉課や社会福祉協議会の職員の方も参加し、ガンガン作業を進めていく住民の方のアシスタントをされていました。

作業が進むにつれて、電動ドリルでの穴あけが難しくて時間がかかることや、作業中にかなり粉塵が舞ってマスクが必要になることなど、課題となる点が見つかりました。一方で、その課題を踏まえ、「二人一組での作業が効率が良い」、「必要になる備品」など、今週末以降に住民やボランティアを集めて実施する作業の段取りも見えてきました。

また、作業の最中、住民の方と直接コミュニケーションを取る機会もあり、生活の様子を伺うこともできました。取り付けにあたって住宅の中にお邪魔させていただく場面もあったのですが、「お茶を淹れるからゆっくりしてっていいよ」と言ってくださったり、「鍵は開けっ放しだから勝手に入ってくれても構わないよ」と気さくに話しかけてくださったりと住民の方々の温かさが心にしみました。

高橋公園仮設住宅を皮切りに、今後他の仮設団地でも呼び鈴の取り付け作業が進められていく予定です。今回の作業で見つかった問題点を改善しつつ、4月以降はこの作業を中心に多賀城でのボランティアツアーを企画していく予定です。

(小畑直也)
(協力・写真提供 瀧澤勇人)

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