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2013.05.24

【活動報告】第19回 南三陸・歌津 農業で被災者雇用応援プロジェクト

こんにちは!

お初にお目にかかる方も多いかと思います。復興応援団学生スタッフの早川です。

 

4月の27,28日に行われた今回のプロジェクトでは、7人の方が参加してくれました。人数は比較的少なかったものの、会話のあふれる充実した2日間となりました。では、さっそくその様子を紹介していきましょう。

 

志津川見学の後、ほったて小屋で昼食をとりました。今回食べたメカカマ煮は骨まで食べられるそうで、シャクシャク噛んでみると意外にやわらかい骨からでるだしがこれまた意外とおいしく、驚きました。

 

ご飯を食べたところで、小野花匠園で農作業のお手伝いをさせてもらいました。作業の内容はトマトを吊るしているワイヤーの間に竹の棒をはさんでいく、というものです。育って大きくなったトマトの重さで落ちてこないように、ワイヤーの高さを保って苗をまっすぐ上にのばすのが目的のようです。簡単そうにみえますがこれが意外に難しく、一度はさんだ棒が次々に倒れてしまいます。

 

小野花匠園の小野さん、神成さん、吉田さんの指導を聞いて、コツを覚えながらメンバー内でよいものを仕上げていきます。作業が進むにつれて、まっすぐ挟めた棒も多くなり、倒れてくるようなものもなくなってきました。見た目にもとてもきれいに並んでいますね!

竹がなくなったところで作業は終了。次は菊の定植のお手伝いです。みなさん、もくもくと作業しています。この菊ですが、小野花匠園ではお盆に155万本出荷するそうです。155万本・・・すぐには想像もつかないくらいすごい数ですね!

翌日、作業再開です。みなさん、昨日よりもだいぶうまくなっていて、次々に菊を植えていきます。

 2日でこんなに植えました!スタッフも含め、プロジェクト参加者の方々と達成感に浸っていました。

実は先日、小野さんに取材に伺っていろいろとお話を聞かせていただきました。小野さんが個人出荷で軌道に乗り始めたあとに震災が起こり、法人化して会社にしたそうです。あちこちに営業をかけて、責任ある会社という形でできる限り多くの人を雇用しているそうです。辺りのコンビニでは小野花匠園の菊やトマトが陳列されるそうです。今回お手伝いしたものはどこに出荷されるんだろう、と思うとなんだか感慨深いですね!

農作業の締めに2日間を振り返りました。その中で参加者の方々からいろいろなアイディアをだしていただきました。どの意見からもみなさんが真剣に小野花匠園のことを考えてくださっていることが感じられました。

月一で開かれる復興市に立ち寄り、移動してくう海さんでお昼ご飯です。海鮮丼のおいしさもあって、みなさん楽しそうに食事しています。

プロジェクトもそろそろ締めくくりです。さんさん商店街に立ち寄りました。みなさんどんなものをお土産に買ったのでしょうか?

以上が今回のプロジェクトのようすです。

お世話になった小野花匠園さん、プロジェクトに参加してくださった方々、本当にありがとうございました!

実は僕にとってもこれが人生初のプロジェクトだったのですが、もう参加したという方はもちろん、まだ参加していないという方も、これを期にプロジェクトに参加されてみてはいかがでしょうか?

 

 

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