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2015.07.11

学生スタッフプロジェクト「第3回南三陸探検」に行ってきました!(7/5・南三陸)

こんにちは。
復興応援団学生スタッフの鈴木です。

学生スタッフが南三陸について知る機会である本プロジェクト、今回は歌津地区を中心に探検を行いました。

「歌津地区の震災前後の変化を知る」という目的のもと、事前に各自が震災以前の様子を調べ、現地でその内容を共有しました。

予習した知識を共有している様子

予習した知識を共有している様子

最初に訪れたのは南三陸歌津地区の「鎮魂の森」。
ここは歌津地区と伊里前湾を一望できる高台に作られた広場で、歌津地区で震災の犠牲になった119名の方の慰霊碑が建てられています。
慰霊碑には、震災における被害状況とともに、被災者の方々が天国で大切な人に再会できるようにという願いを込めて「倶會一處(くえいっしょ)」という文字が刻まれていました。

「倶會一處(くえいっしょ)」と記された慰霊碑

「倶會一處(くえいっしょ)」と記された慰霊碑

慰霊碑からは伊里前湾周辺の歌津が見渡せました。

写真 2015-07-05 11 09 12

鎮魂の森から見える歌津地区

次はウタちゃん橋を訪れました。
伊里前川にかかるこの橋からは、伊里前湾に続く水門が震災によって壊れてしまっている様子が確認でました。また、折れ曲がった橋の手すりからも、津波の力の強大さを感じ取れました。

写真 2015-07-08 23 25 21

ウタちゃん橋から見た水門の様子

そのあとは伊里前小学校。海が見下ろせる高台にあります。
さらに坂をのぼって歌津中学校を訪れました。
かなり高くまで来たと感じていましたが、すぐ下の伊里前小学校の1階まで浸水したと聞き、震災時の津波がいかに大きかったかがわかりました。

写真 2015-07-09 3 19 58

伊里前小学校校庭からの景色

伊里前小の避難マニュアルでは、小学校の校庭で児童を保護者に引き渡すとあったところを、教員の方々は迎えに集まった保護者も一緒に、そのまま高台の歌津中まで避難させたそうです。
この判断が児童全員の命を救ったと知り、自然災害にはマニュアルではなく、状況にあった判断こそが重要になってくるのだと改めて実感しました。

そのあとはお待ちかねのお昼!
「竜巳や」さんで新鮮な海の幸を使った丼を頂きました。
僕はウニ丼を注文しました。内陸出身の自分にとってはまたとないごちそうでした。

写真 2015-07-05 12 47 16

南三陸キラキラうに丼

お腹を満たした後は、泊崎にある尾崎神社など歌津地区一帯を見下ろせるような高台を訪れました。
様々な角度から歌津地区の現在の様子を確認できたのはとてもいい経験になったと思います。また、これからどのように変わっていくのかをしっかり見届けたいと感じました。

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写真 2015-07-09 3 19 30

今回の南三陸探検で、歌津地区が震災を境にどのように変わったのかを見て感じ取ることができました。
そして、震災以前の南三陸を知らない自分にとっては、震災がもたらした変化を知る貴重な体験となりました。

☆前回の南三陸探検の様子はこちら

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