こんにちは!
学生スタッフの佐々木です。
6月7日に学生スタッフプロジェクトの南三陸探検を行いました。2回目となる今回の探検のコンセプトは「復興応援団のプロジェクトで南三陸を訪れる方に、復興の現状を正確に伝える」でした。学生スタッフの南三陸における知識を深めるために、事前に各自で震災当時の様子などを予習してきました。また、現地視察の際には情報共有や疑問解決を数多くすることができました。
今回はプロジェクトでの視察スポットを中心に訪問しました。
まず訪れたのは戸倉中学校。
地震発生時、指定避難場所だった戸倉中には、地域の方々が車100台以上、200人くらい避難してきたことや、津波が校舎まで押し寄せて来た際、校庭にいた方々が更に高台に避難したことなどの話を共有したことで、ここで実際に起こったことを詳しく知ることができました。
次は防災対策庁舎です。
建物の周りを見渡すと少しずつ変化していることを感じました。
私が以前ここを訪れた際には空き地に雑草が自由に伸びていましたが、今はいくつかの盛土がつくられています。また、工事用車両が増えたように思います。
ここでは、防災対策庁舎の県有化の是非について、議論されていることなどを共有しました。
防災庁舎から近い、高野会館です。この建物の4階まで津波が押し寄せたと聞いていましたが、リアルに想像すると津波の恐ろしさを感じずにはいられませんでした。
お昼を食べてから志津川駅へ。
ここは現在工事中で中には入れませんでした。
最後に行ったのは志津川中学校。
ここは高台になっているので、志津川地区を一望することができます。上から見るとより、町並みの変化を感じられます。
今回は工事現場で働いている方に取材する機会があり、新しい道路や橋の建設の今後の予定など聞くことができました。
また、防潮堤の工事現場を間近で見ることができ、防潮堤の構造について学びました。
実際に行ってみると、たくさんの方々が震災復興のために力を合わせていることを感じました。
津波の被害を受けた建物を間近で見ることで、ニュースだけでは感じられない津波の恐ろしさを感じました。
予習をして現地視察に臨むのは、今回が初の試みでした。自分の中に知識があることで出てきた疑問もありました。学びをより深めることができました。
今回学んだことを学生スタッフ同士で共有し、今後の活動に生かしていきたいです。
☆前回の南三陸探検の様子はこちら